山の中の小さな温泉街にある立ち寄り湯
大分県竹田市にあるラムネ温泉が大好きだ
ラムネ温泉公式サイト
32°のぬる湯ながら世界屈指の炭酸泉で体がポカポカする不思議な温泉
独特の建物も魅力的
ラムネ温泉の看板のゆるかわいい絵はファミコンの名作「MOTHER」でキャラクターデザインをした南伸坊さんの作品だ
この少し変わった温泉が夫婦共にお気に入りで高速を降りてから少し遠いが、一年に一回はお世話になっている
ラムネ温泉関連で近くの大丸旅館にも宿泊してみたけどそちらもよかったので記事にしてみた
世界屈指の炭酸泉
ラムネ温泉には男女別の大浴場と家族風呂がある
大浴場は大人500円小学生まで200円で3歳以下は無料
家族風呂は60分2000円
家族風呂は電話予約不可なので先着順になる
営業時間が午前10時から午後10時までだが土日は混んでいて1,2時間は待ちになる事も多い
休館日は毎月第一水曜日で、1月と5月のみ第二水曜日になる
どのお風呂にも32°の炭酸泉とにごり湯で42°の炭酸水素塩泉があるので、ラムネのようなシュワシュワを体験できる
ラムネ温泉とにごり湯
2つの温泉の効能『ラムネ温泉館』では温度が異なる2種類の湯をお楽しみいただけます。どちらの湯も炭酸ガスを含んでいますが、しゅわしゅわと溢れでる銀色の泡を体感していただけるのは、外湯の「ラムネ温泉」です。「ラムネ温泉」は32度と低い温度となっています。そのため冬場には少し寒く感じますが、長くゆっくり浸かっていただくと、身体の芯からポカポカと温まり、炭酸泉が持つ高い温浴効果を実感していただけます。
ラムネ温泉公式サイトより引用
【外湯】ラムネ温泉(炭酸泉)
【泉温】 32度
【遊離炭酸】 1400ppm
【適応症】高血圧症、動脈硬化症、慢性皮膚病、冷え性、疲労回復等
【内湯】にごり湯(炭酸水素塩泉)
【泉温】 42度
【遊離炭酸】 911ppm
【適応症】きりきず、やけど、関節痛、神経痛、運動麻痺、健康増進等
特に32°の炭酸泉はライトアップされていて泡がまとまりわりつくのがよく見えて面白い
ぬる湯の為自分でも気付けないがお風呂から上がったらポカポカする時間が長い
血流が良くなっているのだろう
風呂に入っている時は気付かないが炭酸が強いから長風呂は控えるよう注意書きもあった
家族風呂
毎回家族風呂を利用しているのでここでは家族風呂にしぼろうと思う
家族風呂は受付する建物をぬけて中庭に出たら右手にある
上の写真とは違う日だが中庭も不思議な銅像がたっていて雰囲気がよい
部屋の扉には黒板があり退室時間を書いてくれるシステムだ
部屋に入った時に何かに似ている感覚だと思ったがおばあちゃんの家だった
おばあちゃんの家は山の中にある家でとても古く、玄関から入って食卓、台所、お風呂まで土間が続いている
トトロに出てくるサツキとメイの家に近いものがある
脱衣所と風呂が仕切られてないところや土足でまっすぐお風呂場に来て小上がりで脱衣する感覚がおばあちゃんの家を思い出させたのだろう
シャンプーとポディソープは備え付けがあるがパートナーと行く時は自分達が気に入っているものを持って行った方が良さそう
僕みたいなおじさんは洗えれば何でもいいのだが
小物もかわいくドライヤーや鏡もある
藤森照信さん設計の不思議な建物
「う~む…。
ラムネ温泉公式サイト「建築家・藤森照信」より引用
焼き杉と漆喰、そして屋根には手捻りの銅版が張られ、頂上には日本の祝いの象徴、冬雪に耐えるはずの骨太の松の木がそびえるのであります。」
藤森照信さんは東京大学名誉教師であり建築家
僕はジブリの立体建造物展ではじめて名前を認識したが本に載っていた建物を見て、すぐにラムネ温泉を思い出した
焼杉の板に漆喰の壁、銅板の屋根の上に植えられた松の木
自然素材と銅からつくる建物が独特で不思議な空気をまとう建物だ
全体を見たら塔のような高い建物は洋館のようにも見えるし、近くで見ると漆喰の壁や焼杉が和風にも見える
浴槽の縁(へり)は元々木なのか漆喰なのか分からない程変化している
自然素材の建物である以上は経年変化も建物の一部なのだろう
既製品でつくられていないため、天井の低さやアーチ状につくられた壁、勾配天井などどこを見ても僕が知る「普通」がなく面白い
非日常感が味わえるのになぜかほっとする
まとめ
一風変わった外観と世界屈指の炭酸泉
来年もまたお世話になると思う
高速から降りて少し遠いが山の中の不思議な温泉は日常を忘れさせてくれる
ラムネ温泉を知り藤森照信さん建築が好きになった
新婚旅行も長野県に8月オープンした藤森照信さん設計の「小泊Fuji」に行く予定だ
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