2023年はじめに家を建てようと急に思い立った
早速だけど地元工務店A.B.と住友林業で見積もりした結果を見て欲しい
- 地元工務店A[土地70坪に平屋28坪で4500万円]
- 地元工務店B[土地70坪に平屋30坪で4800万円]
- 住友林業[土地75坪に平屋27坪で5500万円]
ここら辺全然都会じゃないし日本でも1位2位を争う位に田舎なのになんなの
3000万円位で買えるんじゃないのかい?
選択肢は限られるわ
庭付き一戸建てに憧れて去年あの大手メーカー住友林業で買う手前まで進めたが冷静な妻のおかげで踏みとどまった
75坪の土地に27坪の平屋で5500万円
5500万円…
四捨五入したら億じゃん
年収500万円の僕が5500万円
金利は0.5%と安いが40年ちょっとローンで月13万弱
生命保険だの修繕積立等を合わせるとだいたい月に18万円
僕は今40歳手前だから払い終わるのは80歳
どう考えても無理だ
妻に感謝しかない
皆んなどうやって家買ってるの?
値段ヤバくない?
アパートはもったいないけど月に6万円ぞ
お金ないけど家欲しいよね
犬飼いたいし庭でバーベキューとかもしたい
都会の方は分からないけどこっちでは車はもって当たり前、家はいずれ買うものの様な空気感がある
昔からの思い込みか大人になったら家は買うものだと思っていたし今も欲しいと思っている
しかしお金の勉強系YouTubeとか見る限り、だいたい持ち家はおすすめされていない
中田敦彦さんや堀江さんに至ってはお金の面で見たら新築を買うなと明言している
基本的に大きなマイナスの資産(借金)になるからだ
それでもここでは家を買ってはダメと言いたいんじゃない
家は欲しいんだ
資産価値にはならないけど浪費だと割り切ろう
大きな浪費だけど人生豊かにしたい
家と土地て高くなってる?
世間のインフレ的な何かかしら?
自分がイメージしてる相場感とぜんぜん合わない
なんとなく3000万円くらいでボチボチ
4000万円で望みが全て叶う贅沢な家
くらいに思ってたけど現実は家が3000万円スタート+土地代みたいな感じ
実際にどのくらい値上がりしているか
平成17年を基準の100にしてどの位工事費が推移しているかの表だ
仮に平成17年に3000万円の家と同じ家を作ろうとしたとき令和3年では3801万円(126.7%)かかる
人件費と材料の高騰(円安、ウッドショック、コロナ、ウクライナ情勢)が原因らしい
では土地はどうだろう?
平成の前の不動産バブルが異常だったが意外と上がっていない事が分かる
10年前までは確かに今より5~10%安いがここ5年はほぼ横ばいだ
もちろん場所によるけど平均をみる限りでは去年買おうが5年前に買おうがそこまで値段は変わらない
土地より物と人にお金がかかっているようだ
- 土地は価値が変わっていない
- 物(家)は材料の高騰により20%以上値上がり
- 人件費も値上がり
価値が残る土地の値段は変わっていない
建てた瞬間から「価値が下がる家」と「支払ったら終わりの人件費」が値上がりしている
年収500万円でいくらの家が建てれる?
返済負担は収入の20%未満がよいとされている
平均を見てもローン返済の負担は少なめに設定している事が分かる
仮に年収500万円の僕が年間100万円を上限にローン返済したとしたら
ボーナス払い無しにすると月に83000円
それを35年払いしたら35年×100万円なので3500万円
金利を入れていないがざっくり計算でこの位の価格帯を上限の目安にした方がよさそうだ
上限にもってきたのは月々の支払いがローン返済だけでなく生命保険や修繕積立等も増えるから
もし憧れの5500万円の家を返済負担20%に抑えるとしたら年収がいくら必要か
5500万円÷35年=年間157万円
157万円(20%)×5=785万円
僕1人の年収が最低785万円は必要なようす
夫婦でローンを組むペアローンだと達成できそうだけど妻が働き続けるかの自由は残したいのでここでは僕1人での試算をした
金利を含めずに計算しているところが甘いがざっくりでも実際の支払いと相場感が伝わってほしい
金利と保険と積立を含めたらおそらく3500万円の土地と家で月々の支払いが11万円ほど
安月給の僕が高望みしても3500万円がギリギリのラインじゃないかと思う
まとめ
僕の年収で3500万円までがギリギリとは言ったがペアローンなら6000万円まではローンは通った
妻の冷静な判断で踏みとどまったがそれでも買わないのが正解とは思っていない
色々な縛りがでてくるだろうけど人生において必要ならば買ってもいいとは思う
ただ僕みたいに高い家を買ってそれをネタにブログを書いて副業だ!とか
SNSでいい暮らしを見せたい!みたいな人は今一度考えてもいいとは思う
大切なのは外(家)より内(住む人)なのだから家族がより幸せになる選択をしてほしい
一生に一度あるかないかの大きな買い物
少しでも参考になれば嬉しい
おまけ
今回国土交通省の住宅経済関連データを参考したが他にも、平均年収、住宅購入年齢の分布やマンション価格の推移も見れるので家高すぎ!!と思ったらデータを見て冷静になろう
国土交通省 住宅経済関連データhttps://www.mlit.go.jp/statistics/details/t-jutaku-2_tk_000002.html
コメント