妻が妊娠安定期に入ったのでプチ旅行してきた
子供が産まれたら2人っきりの時間も減るだろうし今のうちにデートしたいところ
行き先は藤森照信さん設計の「ラムネ温泉」がある大分県長湯温泉の「大丸旅館」
目次
大丸旅館
昼まで仕事をしていたので着いたのは16時頃
奥に見えるかっこいい建物が別館「藤花楼」で今回宿泊するのは右手の本館
天気はあいにく曇りだったが風が気持ちよく、秋の始まりを感じさせる金木犀も香りはじめていた
屋根付きの駐車場は狭かったが奥にも広い駐車場があるらしい
スタッフさんがお出迎えしてくれて玄関へ
中に入ると畳の懐かしい匂いと豊作を思わせるオブジェ
建物は新しくはないが歴史を感じさせる趣ある置き物や梁の見せ方
かっこいい
高速を降りてからここに着くまで長いがゆったりドライブもできた
お部屋は全て川沿い
旅館2階の朽網(くたみ)というお部屋だった
予約時おまかせ客室だったのでおそらく他の部屋も似たつくりだと思う
色んなものは無いがこの畳と向かい合わせの椅子が旅館に来た感が味わえる
お部屋は全て川沿いなので大きな窓からは芹川が見える
向かいの神社にも金木犀が咲いていて風も香りも心地いい
アメニティのラムネ温泉グッズはもらえるとの事で全部もらった
家族風呂からも川が見える
ネットで調べて気になっていた家族風呂「ミドリ湯」へ
ミドリ湯は新館の方にあるが、本館から新館への渡り廊下もかっこいい
途中に談話室や
俵万智さんの一筆、ラムネ温泉設計の藤森照信さんの記事があった
家族風呂「ミドリ湯」
一坪位の湯船がコの字形になっていて面白い
外は囲いが無く、すぐ目の前に芹川が広がる
鴨が川で泳いでいた
目の前の芹川は禁漁区域なので魚と鳥が寄ってくるらしい
お風呂に入りながら鴨や魚が見えるのはなぜか楽しい
ついつい長風呂してしまう
背中が青色でお腹がオレンジ色の綺麗な小さい鳥もいた
露天がオープン過ぎると思う方はここを閉めれば大丈夫
竹田市民はカボスをかける
夕食どころは別館「藤花楼」に専用の個室が用意されていた
7種盛り合わせが先に用意されていてすぐにごま豆腐と馬刺が参上した
みたらし団子みたいな味でほぼスイーツ
馬刺しはごま油か柚子胡椒で頂く
脂ののり方が凄くてつい妻のも頂いてしまった
椀物の竹田蒸し
おちょこに汁を注いでカボスを搾り頂く
カボスの香りが爽やかで、ほのかに鶏肉と魚の味がするお吸い物によく合う
妻はこのお吸い物を頂いてカボスブームがきている
エノハの姿揚げと季節の野菜天
「エノハ」は九州の方言で、標準語は「ヤマメ」の事らしい
これにもカボスを搾る
このエノハがほんとに大きくて食べ応え抜群で僕のNo.1だった
頭から尻尾まで全て食べれてどこを食べてもおいしい
骨はサクサク、身はブリブリ
お腹減っている時はエビの尻尾とかも食べちゃうけど全然そんなんじゃない
この姿揚げは頭から尻尾まで美味しい
その後は和牛のお鍋
ご飯改め、栗ご飯
食後のデザートや酢のもの等々
正直に書くと妻はカボス風味のお吸い物、僕はエノハの姿焼きが一番盛り上がっていた
スタッフさんの小話
「竹田市民はなんにでもカボスをかけるんですよ」
と教えてくれた
また家族風呂の目の前の芹川は禁漁区域で魚が寄ってくる事
そこからたまーにカワセミが見れる事
ヤマメの事を方言でエノハという事
今日はクリを知り合いの方から頂いたからご飯は栗ご飯にした事
全て配膳してくれたスタッフさんに教えてもらった
実家に帰ってきたような、もしくは親戚の家にきたような温もりがある話し方でほっこり
そして露天風呂で見た綺麗な小さい鳥はどうやらカワセミらしい
少しラッキーで嬉しい
夜はラムネ温泉へ
食後は外湯のラムネ温泉に行ってきた
家族風呂を普通に利用したら2000円だが、大丸旅館に宿泊したら1000円で予約もしてくれる
ラムネ温泉については別記事で書いているので読んでほしい
ただ一つだけの注意点
売店がない
ほんとにない
7時過ぎたらどこも閉まってる
じゃがりこも買えない
お部屋でお菓子タイムしたかったのだが
車で行かれた際はローソン庄内町店が最終お買い物ポイントと思ってもらっていい
まとめ
嫌味が全くないおもてなしだった
配膳してくれたスタッフさんにはカボスの美味しさと、旅館に遊びにくる鴨とカワセミの事も教えてもらえた
妊娠中の妻を心配してくれ僕を少し叱って(笑)くれたスタッフさんもいた
とにかく旅館に着いた瞬間から妻の妊娠の事を気遣ってくれた
「気をつけて行ってきて」「お帰りなさい」が沁みる
優しさに触れられるいい時間でした
子供が無事に生まれたらまた行きたいなと思います
ほっこりする暖かい旅館でした
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