妻は今妊娠9か月
めっっちゃ痛いと有名な出産を迎える妻が心配だ
男ならあの痛みを味わったら死ぬと言われている
痛さマウントならそれでいいがどうやら相当痛い事には間違いないらしい
そんな僕達の今の心の支えになっているのが「大丈夫やで」だ
まさかの妊娠検査薬での陽性で二回買いに行き確認した
径膣エコーで初めて見た我が子は植物の芽のような形だった
まだ人間の形をしていないけれど力強い心音
新しい命があることに感動したし不思議だとも思った
妊娠発覚から2か月もしたらテレビドラマで見るようなつわりが妻をおそった
寝ても覚めても食べても吐いた
一日中横になって過ごした
少しでも食べれるもの、少しでも吐き気がおさまる飲めるものを近くのスーパーによく買いに行っていた
100円位で売っている細長いパックジュースとスポロンが我が家のマストアイテムになっていた
そんな寝ても覚めても吐いて、とても辛い時期に妻は投げ出さず何かをした時には必ずありがとうと言ってくれた
母親や女性とは強い者かもしれない
でも僕は他人の事は知らない
一生忘れられない自分の妻の優しさと強さを見た気がした
ありがとう
母親にはとても辛い時期だったが我が子は検診のたびに成長を見せてくれていた
人の形になり、もぞもぞと動いている
辛い時期を乗り越えられたのは子の成長が楽しみだった事もあるのかもしれない
辛いつわりは4か月半ばまで続いた
4か月にまでなると検診でも経腹エコーになった
それだけ赤ちゃんが大きく成長したのだ
お腹も少し大きくなり少し妊婦っぽい体型になってきた
エコーでしか確認できなかった赤ちゃんの動きも胎動として感じれるように
ごくわずかだがお腹を触ってみても僕でも感じれた
約半年の間に妻が子を身をもって守り、子は植物の芽からここまで大きく力強く成長したのに僕ときたら何も成長していないではないかとよく分からない自責の念
君たちを引っ張れるほど力強くありたいと思う
その後は経過順調に9カ月まできた
子は痛いほどお腹の中で動くが僕が触ると緊張するのか動きが止まる
パパあるあるらしいけど少し寂しい
妻が13キロ太った事とドーナツを食べたい事で葛藤しているが母子ともに健康でなにより
妊娠が分かってからものすごいドラマがあった
人様に話したらどこでもそうだよと言われそうだが僕の人生では全てが初体験だった
出産が怖い
早く子に会いたい気持ちは夫婦共にあるが出産が心配だ
味わった事がない痛みを来月にも体感しなければいけない妻をどう励ますべきか
男性には耐えられない痛みを夫が何をフォローできるのか
痛みに強くない自覚がある妻と悶々としている時にある出産YouTubeで紹介していた「大丈夫やで-ばあちゃん助産師のお産と育児のはなし-」という本を読んでみた
長年助産師として働く坂本フミエさんが出産、育児について経験からアドバイスや心構えを教えてくれる
全ては紹介しきれないけど少し気持ちが楽になる、「痛みが怖い」をいい方向に捉えれる言葉が書かれている
出産の主人公は生まれてくる赤ちゃん
陣痛は赤ちゃんがこの世界に出てきたいとゆうメッセージ
妻と子にしてみたら側から見るぼくよりこの9カ月はドラマだっただろう
子は人類40億年の進化を40週でなしとげるという
1日1400万年の進化
ドラマどころの話ではない
妻のお腹で壮大な進化を遂げている子にしてみたら夫なんて蚊帳の外だ
だけど微力ながら妻と子の力になりたい
家事等ももちろんだが妻の不安や気持ちをフォローしたい男性には是非一度読んで欲しい
コメント